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TEXAS IN JULY

TEXAS IN JULY
TEXAS IN JULY
[テキサス・イン・ジュライ]

ペンシルバニア州、エフラタ出身の5人組メタルコアバンド。ゴリゴリなサウンドで奏でる卓越したメロディーライン、ジェットコースターのように軌道を変えていく展開、猛る咆哮、その全てが新しき時代を生きる証しである。

メンバーはみな20才前後と非常に若いが、それが逆に彼らの持つ研ぎ澄まされた才能を物語っている。事実、2008年にリリースしたデビューEP「ソルト・オブ・ジ・アース」は、彼らの放つ先進的な音楽性により、大きなバズを巻き起こした。そしてそのEPはデジタル配信のみにも関わらず大きなセールスを記録し、更にネット上でもバズを加速させた。そしてそれが様々なギグへのブッキングへと繋がり、遂には新進気鋭のUSレーベル[CI RECORDS]より、デビューアルバム「アイ・アム」をリリースするに至る。

バンドが「アイ・アム」より先行トラック”エレメンツ”をMySpace上にアップしたところ、初日だけで10.000回を超える再生回数を記録した。この記録は1stツアーを行う前のバンドとしては驚異的な数字である。YouTubeでは、ギターとドラムが「ソルト・オブ・ジ・アース」からの曲を演奏している映像が見られるが、その映像だけを見ても、間違いなく彼らが別次元のバンドである事が窺える。

そして彼らを語る上で忘れてはならない事は、彼らが敬虔なクリスチャン・メタルコアバンドだという事であり、歌詞にもそれが表現されていおり、メンバーも自分達がここに存在する理由の一つに神の存在がある事をよく口にしている。彼らが放つ激烈なサウンドの根本には、この上なく神聖な精神が眠っている。

今作はプロデューサーにCENTURYのCarson Slovakを迎えた事によって、より硬質なサウンドプロダクションに仕上がっており、ブルータルで予測出来ない複雑な展開を見せる曲構成に加え、テクニカルで叙情的なソングライティングには、今、飽和期を迎えつつあるメタルコアシーンの新たな未来を見る事が出来るであろう。